2005年01月05日
トーノZEROアニメ感想NARUTO total 8545 count

鳥の数を間違えるネジというシーンは、今回への伏線であったのか!?

Written By: トーノZERO連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!

 今日のNARUTOの感想。

サブタイトル §

「今年もナルトだ! クールな男の熱き戦い! 天才忍者が大暴れだってばよスペシャル」

 として以下の2話を放送。

第116話「視界360度 白眼の死角」

第117話「負けられない理由」

 本編の前にキバ、赤丸、ナルトの3人が、忍犬は喋ることができるが赤丸はどうか語り合うという内容で、スペシャルのタイトルを示す特別編付き。

あらすじ 第116話「視界360度 白眼の死角」 §

 ネジと鬼童丸の戦いは、ネジ優勢に見えましたが、鬼童丸がネジの白眼の死角を見切ったことで形成が逆転していきます。

あらすじ 第117話「負けられない理由」 §

 追いつめられるネジ。

 しかし、誰よりも自分の弱点を知っているネジは、あえて敵の攻撃を受けて逆襲します。

 鬼童丸は倒れますが、ネジもまた倒れます。

感想 §

 ネジというのは、ある意味でナルトの仲間達の中で、最も応援しにくいキャラだと思います。あまり弱音も吐かないし、人を見下すような雰囲気をまとった天才肌ですから。

 しかし、対戦相手の鬼童丸を感情移入できる良いキャラにすることで、上手く作品を盛り上げることができていますね。驚いたり、迷ったり、コツコツと試行錯誤を積み重ねてネジを攻略していく鬼童丸は、十分に感情移入できる人間的な魅力があります。

 その点で、徹底的に嫌な奴であった次郎坊とは、かなり違う性格付けがされていると言えますね。

 そして、真の見せ場は戦いの後の会話とも言えます。あまり語らないネジが、この段階では饒舌です。しかも、お高く止まっていない本音を漏らしてくれます。

 もう1つ、「おっ」と思わせたのが、回想シーンの鳥の数です。ネジが鳥の数を間違えるというずいぶん昔のさりげない描写が、実は今回の内容への伏線になっていたわけですね。白眼の死角によって、数え間違えていたわけですね。奥が深いです。

 新EDは、これまでのEDと違って、健全でストレートですね。ナルトが走るリズムが、音楽に完全にマッチしているのがナイスです。背景の水玉模様も可愛いです。

今回の名台詞 §

ネジ「オレは常に天才と呼ばれてきた。だから負けるわけにはいかない」

 必死に努力するネジは天才とは少し違います。天才と呼ばれるということと、天才であることは、ちょっと違うのかもしれませんね。